iPhone5?au版はテザリング可能に。「Apple、iPhone5」

Apple は2012年9月12日(日本時間13日未明)、iPhone の最新モデル「iPhone 5」を発表。9月14日16時には、ソフトバンクモバイルと KDDI の2社が9月21日の販売開始に向けて予約受付をそれぞれ開始しました。

iPhone 5 にまつわる最大のニュースは、次世代高速データ通信規格「LTE」に対応した事でしょう。
ソフトバンクモバイルと KDDI はそれぞれ新たに LTE データ通信サービスを開始することを発表し、iPhone 5 の国内向けの端末価格や通信料金などを発表しています。

2012年9月21日に発売される「iPhone 5」LTE 通信速度はSB、auともに 75Mbps ただ、購入検討者が最も注目しているのが、KDDI 版 iPhone 5 のみがテザリングに対応したということです。
スマートフォンを Wi-Fi ルーターのように使用し、パソコンやゲーム機など複数のモバイル端末でインターネットを利用することができるテザリングは、Android 端末では当たり前になりつつありますが、従来の iPhone シリーズでは非対応で、ユーザーが熱望していた機能のひとつ。
この点は KDDI にとって大きなアドバンテージでしょう。

料金プランと端末代金は、両社ともほぼ同じ価格を発表。
回線基本使用料は980円、LTE によるパケット定額プランは5,460円、モバイルナンバーポータビリティの利用者向けの割引プランは、両社ともに980円引きとなります。
また、端末の実質負担金額も、24ヶ月の継続利用の場合16GB モデルで実質0円、32GB モデル で実質10,320円、64GB モデルで実質20,640円となります。

ここで注目はKDDI の「au スマートバリュー」を利用した場合のパケット定額料金です。
「au スマートバリュー」は、KDDI が指定する家庭用ブロードバンド回線とスマートフォンをセットで利用すると、月々のスマートフォン通信料金から1,480円を値引くというサービスで、auが MNP 利用による契約数獲得に大きく貢献した施策です。
14日午後に行われた 4G LTE 説明会で、iPhone 5 にもこの料金プランが適用されるとの事で、適用後はパケット定額料金が3,980円となり、条件にあうユーザーにとっては魅力的なプランです。

カタログスペック的観点から見ると、KDDIの方が利点が多いですね。
しかし4Sで若干聞かれた、auの他社とは違う通信方式の差からくる、通信が切れやすい等のインフラの特性らしき問題の不透明な点があります。
まだ、ソフトバンクも対抗するプランを展開する可能性も十分あります。
iPhone5あなたはどちらを選びますか?

とにもかくにも9月21日の発売が待たれます。

 

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