電子書籍市場の起爆剤なるか、7980円の電子書籍リーダー「楽天kobo Touch」
Kindleの日本上陸が迫る中、 KindleTouchと同等の端末を7980円という「挑戦価格」で投入し、電子書籍市場に殴りこみをかける楽天。
Amazon・Kindleと楽天・koboが日本の電子書籍市場をどこまで活性化できるか注目です。
「7980円。挑戦価格です」――7月2日、東京・六本木の発表会場で、楽天の三木谷浩史社長が「kobo Touch」の価格を発表すると、会場の記者や出版関係者からどよめきが起きた。
kobo Touchは、楽天が子会社のカナダKoboを通じて提供する電子書籍端末です。
タッチ操作に対応した6インチ電子ペーパー(E Ink)を搭載し、EPUBとPDFの閲覧が可能。
同等の機能を持つAmazonの「Kindle Touch」の139ドル(約1万1000円、広告なし、Wi-Fiモデル)と比較してもかなり安いです。
「端末で大幅な利益をあげるのではなく、まずはマーケットを拡大したい」と三木谷社長は“挑戦価格”の意図を説明。
低価格で一気に普及させ、電子書籍プラットフォームを確立する作戦なのだそうです。
一昔前の携帯端末普及の構造に似ていますが、電子書籍端末がどこまで生活必需品であるかをユーザーにアピール出来るかが勝負でしょうね。
近く日本で電子書籍事業をスタートするとみられているライバルのAmazonは、契約内容や料率などで出版社と対立していると伝えられています。
対する三木谷社長は、「出版社や作家と対峙せず、win-winの関係を築きたい」と、会場に詰めかけた出版関係者にアピール。
Koboで書籍市場を活性化し、「読書革命を起こしたい」との意気込み。
日本で販売するkobo Touchの機能はグローバルモデルと同等(スペックなど端末の詳細、端末の写真リポート)。ユーザーインタフェースを日本語化し、日本語フォント(モリサワフォント)を搭載した。
iOS、Android、Mac、Windows用のkoboアプリも提供予定。
購入したコンテンツはさまざまなデバイスで閲覧できます。
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